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山梨県立博物館
かいじあむティーチャーズクラブ
メールマガジン 第5号 2006.10.4.
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■も く じ■
1. 【クラブ事務局からのお知らせ】
2. 【近頃のかいじあむ】
ぶどうと葡萄酒」展,終了。
山梨県立博物館の「通信簿づくり」大募集
3. 【イベント等の案内】
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1. 【クラブ事務局からのお知らせ】
■(再掲)会員証をまだお作りになってない先生につきましては,顔写真のデータを送っていただければ,こちらで作ります。または,来館していただいた時に顔写真を撮らせていただきますので,受付にその旨お話しください。
2. 【近頃のかいじあむ】
■1.「ぶどうと葡萄酒」展は好評のうちに終了しました。でも,まだ,いろいろなブドウの品種の鉢植えがエントランスに飾られています。14日(土)からは,いよいよ開館1周年記念特別展『祈りのかたち〜甲斐の信仰』が始まります。善光寺の薬師如来座像,放光寺の愛染明王座像など,県内の国指定重要文化財16件をはじめ多数の仏像や仏画が県立博物館で観られます。
■2. 山梨県立博物館の「通信簿づくり」大募集
わたしたち県立博物館と協働で県民参画事業を開催している「つなぐNPO」からのメールを以下に紹介します。「通信簿づくり」にティーチャーズクラブの皆さんもぜひご参画ください。
・・・・・「つなぐNPO」メール・始め・・・・・
私どもつなぐNPOでは,これまで何回かにわたり「ミュージアムの通信簿」プロジェクトを行ってきましたが,このたび,山梨県立博物館で実施することになりました。
「ミュージアムの通信簿」とは,ミュージアムを「評価」するチェックシート集のようなものです。このプロジェクトのポイントは,その評価項目をミュージアムの観客が自ら考え,決めること。観客である皆さんから,「ミュージアムとしてこのポイントは外せない」「博物館なら,こんなサービスがあってもいいのでは?」「この館のこんなところをほめてあげたい」「ここは是非直してほしい」・・・といった,いろいろな意見をお出しいただき,そのミュージアム専用の「通信簿」を作成の上,通信簿片手にミュージアム評価ツアーを行います。
通信簿のチェック項目づくりワークショップは,ネットのメーリングリストを通じて行います。また,インターネットをお使いでない皆さんには,気になるチェックポイントをFaxや郵便でお寄せいただきます。
なお,ご参加いただく方は,山梨県立博物館に行ったことがある人もない人も,県内の人も県外の人も,大人も学生も,通信簿づくりに関心のある皆さんでしたら,どなたでもオーケーです。メーリングリストに参加ご希望のかたは,メールで「つなぐNPO」宛に簡単な自己紹介メールをお送りください。(→[email protected])「山梨県博通信簿づくり」のメーリングリストに登録させていただきます。
皆さんのご意見をもとに通信簿のチェック項目づくりを行い,10月の第1週ごろに項目内容をまとめて通信簿を編集・印刷し(印刷は「つなぐNPO」が行います),下記の予定でツアーを行います。
ツアー日が決定していますが,当日参加いただけない方も「通信簿づくり」のワークショップにはご参加いただけます。作成した通信簿は,参加者全員にプレゼントしますので,後日,お使いいただければと思います。
■「山梨県立博物館の通信簿」ツアー
●開催日 平成18年10月15日(日) 受付:午前9時30分より〜午後3時まで 自由解散
(午後4時より,お時間のおありの方と飲み物実費負担の懇談会を予定しています)
(午前10時と午後1時に簡単なガイダンスを行い,その後,参加者の皆さんには通信簿片手に自由に館内をまわっていただき,最後に,記入した通信簿をご提出いただきます。なお,受付と通信簿の配布は,常時行っていますので,ガイダンス時にご都合のつかない方も,途中参加いただけます。)
●会場 山梨県立博物館
●結果報告 通信簿の評価をデータ化し,博物館とつなぐNPOのサイトに掲載し,また博物館の館内でも公開する予定です。その後,この結果をもとに館内改善ワークショップを実施します。
10月15日の山梨県立博物館の通信簿ツアーに参加したいみなさんは下記宛参加希望メールをください。住所,氏名,連絡先をお書きください。(→山本育夫 [email protected])
なお,県立博物館の入館料等はすべて自己負担となります。自腹でないとよい評価もできない,という考えによります。たいへんなツアーですねえ。笑。ではたくさんのみなさんの参加をお待ちしています。
■「山梨県立博物館の通信簿」をもとにした,館内改善ワークショップ
通信簿による評価結果をもとに,みんなで,問題点をどのように改善できるか具体的な案をだし,試してみるワークショップを実施します。
●開催日 平成18年11月20日(月) 受付:午前9時30分〜午後3時まで
●会場 山梨県立博物館
*つなぐNPOの通信簿づくりプロジェクトにご興味がおありの方は,つなぐNPOサイトをご覧ください。(→http://www2a.biglobe.ne.jp/~yamaiku/pj/eva.htm) これまで,独立行政法人国立近代美術館,同じく国立西洋美術館,東京都現代美術館,水戸芸術館,山口情報芸術センター,佐倉市美術館,仙台メディアテーク,静岡県立美術館で開催し,そのツアーの様子と評価結果の一部をサイトで公開しています。
・・・・・「つなぐNPO」メール・終わり・・・・・
3.【イベント等の案内】
●平成18年10月8日(日) 午後1時から2時まで
お庭で自然かんさつ 無料。申込不要。
●平成18年10月15日(日)午前9時30分から午後3時まで,自由解散。
わいわいミュージアム「山梨県立博物館の通信簿ツアー」(上記)
申し込み・問い合わせ先 つなぐNPO事務局 [email protected]
●平成18年10月21日(土)午後1時30分から3時まで。
ギャラリートーク 特別展について実際に展示室でお話をします。申し込み不要。特別展の観覧料が必要です。
●平成18年10月28日(土)午後1時30分から3時まで。
ギャラリートーク 特別展について実際に展示室でお話をします。申し込み不要。特別展の観覧料が必要です。
●平成18年10月29日(日)午後1時30分から4時30分まで。
特別記念講演会 「山梨の仏教美術入門Q&A」講師:濱田隆先生(元山梨県立美術館長),「山梨の信仰の歴史」講師:清雲俊元先生(山梨郷土研究会理事長)総合教育センター(博物館の隣)大研修室。事前申し込み不要,聴講無料。
【編集後記】
今号のメールマガジンは植原が担当しました。
前号の「編集後記」でご紹介した「チョウゲンボウのペリット」ですが,どうもチョウゲンボウのものではないような気がしてきました。見つけたときには,色こそ,いつものチョウゲンボウ・ペリットとは違っていましたが,大きさといい,形といい,チョウゲンボウのものに違いないと判断しました。すぐ近くにスズメの羽根が散らばっていたことも,この判断を後押ししました。
でも,やっぱり色が気になるので,じっくり調べることにしました。
当然のことながら,色の違いは内容の違いを現します。いつものチョウゲンボウ・ペリットは灰色で,中に羽毛やら羽軸やらが見えることがあります。チョウゲンボウは基本的に「鳥喰い」なんですね。ところが,今回のペリットはなんとなく赤っぽく,レンガ色です。双眼実体顕微鏡で詳しく見てみると,甲殻類(カニ? エビ?)の甲羅のかけらのようなものが見えます。「チョウゲンボウがエビかカニを食べた」とはちょっと考えられません。そこで浮かんだ候補者はカラス。カラスが石和温泉街の生ゴミをあさって,中のエビかカニをたらふく食べて出したペリットだとしたら,十分説明がつきます。館にはカラスたちもよく来ていますし。
・・・となると,カラスがペリットを吐き出しているその現場を押さえたくなりました。こんな興味や関心が,わたしに自然観察を続けさせています。
配信元:山梨県立博物館 企画交流課(ティーチャーズクラブ担当)
〒406-0801 笛吹市御坂町成田1501-1
電話:055-262-1278
ファックス:055-261-2632
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