クヌギの小枝
まず、参加者の皆さんが気づいたのが、クヌギの小枝がたくさん落ちていること。小枝には必ず1コか2コ,クヌギのまだ若いどんぐりがついています。
これはいったい何? と皆さんで意見を出しあいました。
じつはこれ、虫のしわざなのです。クヌギシギゾウムシという小さな虫が,まだ青い(従って,まだ柔らかい)どんぐりに穴を開けて卵を産みつけ,「私の子どものために,このどんぐりはキープ!!」とばかりに,小枝を噛み切って,落としてしまうのです。
そんな虫の生態もおもしろいですが、個人的にもっとおもしろいと思ったのは,どうしてこんな小さな虫が,できたばかりの博物館の庭にクヌギの木があることを知って来れるのか? という点です。まわりに雑木林なんて見当たらないのに・・・。 |