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2つの冬芽@
さあ、2月の観察会の始まりです。
今回は生き物たちの冬越しの秘密に迫ります・・・とはいえ、暖かくて、冬越しという感じがでません。
今回の観察テーマのひとつは木々の枝先についている冬芽です。
だいたい、どの木も、よく見ると2種類の冬芽を持っています。ひとつは中から葉(と枝)しか出てこない芽、もうひとつは花も入っている芽です。葉しか入ってない芽は小さく、花も入っていれば大きくなるのが普通なので、見分けができるというわけです。そして、花芽の付き加減を見れば、次の春の花の咲き具合が予測できます。
わかりやすいのが、コブシやモクレンの芽(これはコブシです)。
大きくて、ふかふかの毛皮コートを着ているようなのが花芽(下の写真)で、小さくて、さっぱりしているのが葉芽(上)です。さわってみると、花芽はとても暖かそうです。 |
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フクジュソウ
「あら、地面から直接、花が咲いている」
そうです、フクジュソウの花は地面から直接、花だけが咲いて、あとから茎が伸びたり、葉が出てきたりするんです。
花は温度を感じて開いたり閉じたりするので、寒くて閉じている花をそっと手で囲んで暖めると、花びらが開いていくんですよ。今日はとても暖かくて、それができずに残念です。
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ネコヤナギ
ネコヤナギの冬芽のカバーの中に中身が入りきれなくなり、「ふかふかのもの」が出てきました。実は、成長したネコヤナギのつぼみです。
さわると、やわらかくて、とても気持ちいいですよ。
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2つの冬芽A
当館館長が大好きなヤマボウシの冬芽です。いつもの年だとたくさんの花芽が付いているはずなのですが、今年は一生懸命に探してもほとんど見つかりません。花の時期が心配です。
ちなみに、上の写真に写っているのは全部葉芽。下の写真の真ん中だけが花芽です。 |
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2つの冬芽B
マンサクには、花芽がまったく見当たりません。葉芽はとがっていますが、花芽は丸い形です。
昨年、マンサクが咲いたのは2月15日です。このページを作っているのは18日ですが、咲いていませんでした。
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2つの冬芽C
一方、ダンコウバイの枝には、葉芽も花芽も両方ちゃんとありました。
下の写真の、むかって左が葉芽で、その付け根についているように見えるのが花芽です。 |
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梅の匂い
白い梅の花が見ごろでした。
近寄ると、甘い、なんともいい匂いがします。
その匂いに引き寄せられたのか、ニホンミツバチが数匹と、セイヨウミツバチが1匹、来て、蜜を吸ったり、花粉を足に付けたりしていました。見ているあいだ中、ずっと働き通しでした。
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カリンの芽吹き
カリンの芽吹きがもう始まっていたので、見てもらいました。 |
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何の草?
これが何の草かわかりますか?
ほとんどの植物は、春から秋の太陽の光を利用しやすい季節を狙って成長します。でも、それだと他の植物と日光をめぐって競争しなければならないので、それだったら、寒いし、日光が弱いかもしれないけど、冬の日光を独占して使おうという作戦の植物たちがいます。
そのひとつが、この写真の植物です。ヒガンバナ。
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