■当館所蔵資料の文化財指定について
当館所蔵の資料のうち、以下のものが新たに文化財に指定(国指定重要文化財1件、山梨県指定文化財1件)されることになりましたのでお知らせいたします。 |
(1)法然上人絵伝 (ほうねんしょうにんえでん) 【重要文化財】 |
法然の入滅と阿弥陀の来迎を描いたシーン |
【概要】
絹本著色 縦153.7×横110.5(cm)
鎌倉時代 14世紀
【解説】
法然の生涯の事蹟を描いた大画面の掛幅で、浄土真宗の等力山万福寺の旧蔵品。第一幅には法然の誕生から東大寺大仏殿における善導像供養まで、第ニ幅には土佐への配流から粟生野での荼毘までが描かれている。
精緻な描写と鮮やかな彩色からなり、制作は鎌倉時代末期と見られ、掛幅形式の法然上人絵伝としては最古の遺例のひとつである。
平成22年3月19日答申 |
※「法然上人絵伝」は、東京国立博物館「平成22年 新指定国宝・重要文化財」(平成22年4月27日〜5月9日)に出展いたします。 |
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(2)市河家文書 (いちかわけもんじょ) 【山梨県指定文化財】 |
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【概要】
員数:91点
戦国〜江戸時代
【解説】
「山本菅助」の名が初めて確認された古文書(左写真)を含む戦国時代から江戸時代にかけての文書群。市河家は平安・鎌倉時代に甲斐国市河荘を本拠とし、室町・戦国時代には信濃国志久見郷(長野県栄村)を本拠とした豪族。
平成22年3月31日指定 |
※「市河家文書」 は、当館の常設展示で特別公開いたします(平成22年4月7日〜12日)ので、ぜひこの機会にご来館ください。
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情報掲載日:平成22年4月5日 |
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■問い合わせ
山梨県立博物館 学芸課
住所: 〒406-0801 山梨県笛吹市御坂町成田1501-1
TEL : 055-261-2631
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