平成18年
1月22日(日) |
甲斐の防人(さきもり)(終了) |
佐賀県の中原(なかばる)遺跡から出土した木簡の中から、甲斐国の人が防人としてこの地にきていたことを示す資料が発見されました。この木簡を中心として、甲斐国から防人として九州へ赴いた人々の実態や、古代国家の防人制度について考えます。 |
2月19日(日) |
古代人の信仰と文字―長野県聖原遺跡の甲斐型土器から―(終了) |
長野県の聖原(ひじりはら)遺跡では、甲斐国で生産された土器が多数出土しており、活発な交流のあとがうかがえます。なかでも僧侶が托鉢に使う鉢として作られた土器には、ヘラ書きで甲斐の地名や成仏祈願の文言が記され、注目を集めています(博物館で複製を展示中)。この文字の解読を通じて、古代人の信仰や文字の使い方が明らかになってきました。 |
3月19日(日) |
古代の印―ハンコ行政のはじまり―(終了) |
現在では行政だけでなく、私たちの生活にも欠かせないものとなっているハンコ。その歴史は古く、奈良時代の初めには行政文書にハンコを押すという、現在と変わらない仕組みが作られたのです。また、ハンコを作ることは、全国的に国の名前の文字を決めるということにもなりました。現在に残るさまざまな古代の印を通じて、「ハンコ行政」のはじまりを考えます。 |