企画展「ウクライナの至宝展 スキタイ黄金美術の煌めき」: 山梨県立博物館 -Yamanashi Prefectural Museum-
山梨県立博物館 かいじあむ
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インデックス>展示案内>ウクライナの至宝展 スキタイ黄金美術の煌めき

展示案内
 


ロシア皇帝を魅了した黄金の民−
ウクライナを駆け抜けた遊牧民戦士スキタイ

 紀元前7世紀、遊牧騎馬戦士として恐れられたキンメリア人を駆逐して一気に歴史の舞台へ駆け上ったスキタイ人。とはいえ、文字を持たない彼らの実像は、ヘロドトスらギリシャ人の書き残した資料で知る以外、多くが謎に包まれたままでした。しかしスキタイ人は、豪華な金製品が出土することから「草原のピラミッド」とも呼ばれる古墳を、黒海北岸、現在のウクライナに数多く残しました。この古墳から出土する副葬品は、高い美意識によって完成されたスキタイ独特の造型感覚にあふれ、美しいだけではなく、スキタイ人の神話や生活など、さまざまな情景が描かれていることから、スキタイ人の謎を解き明かす貴重な資料にもなっています。
 この展覧会では、ウクライナの独立20周年並びに日本との外交関係樹立20周年となることを記念して、ウクライナから門外不出といわれた国宝級の資料がやってきます。展示では、こうした発掘品の調査・研究をもとに、近年、明らかとなりつつあるスキタイ人の姿を浮き彫りにするとともに、スキタイ以前にこの地に住んだキンメリア、スキタイと共存していたギリシャ系都市国家、あるいはスキタイをこの地から追い出したサルマタイ、さらにはその後、バイキングが築いたキエフ大公国まで、時代・民俗・文化ごとの特徴的な遺物223点によって、東西文化が去来したこの国の歴史や文化もご紹介します。
 古代から中世の甲斐の国に脈々と流れる騎馬文化のルーツを探る壮大な旅をお楽しみください。


スキタイ戦士

現存する最大のスキタイ古墳
ネチャエヴァ=モヒーラ古墳

古墳の墓室(復元)

■期間
平成24年3月17日(土)〜5月7日(月)

■時間
午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)

■休館日
毎週火曜日。ただし、3月20日(火)、5月1日(火)は開館し、3月21日(水)は休館。

■観覧料

 
通常料金
団体割引料金(20名以上)
宿泊者割引
常設・企画展
共通券
一般
1,000円
840円
1,240円
高校・大学生
500円
420円
580円
小・中学生
260
210円
290円
※次の方は特別展の観覧料が免除となります。
  ・山梨県内ご在住の65歳以上の方
  ・土曜日における小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒
  ・障害者の方(およびその介護をされる方)
※宿泊者割引は、県内のホテルや旅館等に当日か前日に宿泊される方を対象とした割引料金です。
※無料、 割引料金の対象となる方はそれぞれ証明できるものをご提示ください。
定期観覧券(年間パスポート)もどうぞご利用ください。

■主催山梨県立博物館・テレビ山梨・ウクライナの至宝・スキタイ黄金美術の煌めき展実行委員
■特別協賛千代田セレモニーグループ 株式会社 早野組
■後援: 外務省、ウクライナ大使館、朝日新聞甲府総局、NHK甲府放送局、エフエム甲府、エフエム富士、産経新聞甲府支局、テレビ朝日甲府支局、日本ネットワークサービス、毎日新聞甲府支局、山梨新報社、山梨中央銀行、山梨日日新聞社・山梨放送、読売新聞甲府支局
■監修: 林 俊雄(創価大学文学部教授)
■企画協力: 株式会社ブレーントラスト

■展示構成と主な資料
◆紀元前8世紀のキンメリア人から19世紀のウクライナ美術まで、ウクライナに展開した多様で豊かな文化と民族の興亡をたどる本格的な展覧会。
◆ウクライナ国立博物館とウクライナ歴史宝物館の貴重な収蔵品から国宝級を含む223点の一級品を精選。
1.キンメリオイ時代(紀元前9〜7世紀初)
2.スキタイ時代(紀元前7〜3世紀)
猪頭付き剣と鞘
紀元前4世紀(スキタイ)
ゴリュトス(弓矢入れ)
紀元前4世紀(スキタイ)
馬具装飾一式
紀元前4世紀(スキタイ)
猪像
紀元前4世紀(スキタイ)
女性かぶり物(復元)
紀元前4世紀(スキタイ)


スキタイ女性のイメージ
リュトン
紀元前5世紀(スキタイ)
石人
紀元前6世紀(スキタイ)
3.サルマタイ時代(紀元前2世紀〜紀元後4世紀)
イルカ型フィブラ
紀元前1世紀〜後1世紀(サルマタイ)
4.黒海北岸のギリシア系都市国家
女性頭部型容器
紀元前5世紀(古典(ギリシア)文化)
5.中世の遊牧民(4〜14世紀)

12〜13世紀(ポロヴェツ(キプチャク))
6.スラブとキエフ=ルーシ(4〜14世紀)
馬形・男性形飾り板
6〜7世紀(スラヴ)
メダイヨン
12世紀前半(ビザンツ)
7.ウクライナの装飾美術(16〜19世紀)
聖杯
1730〜40年代(キエフ市)
福音書
1722年(キエフ市)
■関連イベント情報
記念講演会 「スキタイ黄金美術と動物文様」
スキタイの複雑な動物文様はどのようにして成立し、どのような意味を持っていたのでしょうか?
本展の監修者でもある林俊雄先生が、わかりやすく解き明かします。ペルシャ、ギリシア、中国など周辺文明との関係も描き出す壮大なスケールの講演会です。


■日時 平成24年4月15日(日曜) 午後1時30分から3時まで <終了しました>
■場所 生涯学習室
■講師 林俊雄先生(創価大学文学部教授)
※申し込み不要、参加費無料です。
グリフィン
コンサート「ウクライナの歌姫 ナターシャ・グジー」
歌手・バンドゥーラ奏者として活躍中のナターシャ・グジーさんによるコンサートです。

■日時 平成24年3月24日(土曜)・・・午後2時から1時間程度 <終了しました>
■場所 博物館ロビー
※申し込み不要、参加費無料です。
ナターシャ・グジー
撮影:広河隆一
ナターシャ・グジー (歌手・バンドゥーラ奏者)
ウクライナ生まれ。
ナターシャ6歳のとき、1986年4月26日未明に父親が勤務していたチェルノブイリ原発で爆発事故が発生し、原発からわずか3.5キロで被曝した。
その後、避難生活で各地を転々とし、キエフ市に移住する。
ウクライナの民族楽器バンドゥーラの音色に魅せられ、8歳の頃より音楽学校で専門課程に学ぶ。
1996年・98年救援団体の招きで民族音楽団のメンバーとして2度来日し、全国で救援公演を行う。
2000年より日本語学校で学びながら日本での本格的な音楽活動を開始。
その美しく透明な水晶の歌声と哀愁を帯びたバンドゥーラの可憐な響きは、日本で多くの人々を魅了している。
2005年7月、ウクライナ大統領訪日の際、首相官邸での夕食会に招待され、演奏を披露。
コンサート、ライブ活動に加え、音楽教室、学校での国際理解教室やテレビ・ラジオなど多方面で活躍しており、その活動は高校教科書にも取り上げられている。
公式ホームページ: http://www.office-zirka.com/
ワークショップ「銅版レリーフを作ってみよう」
スキタイの動物文様を再現します。
■日時 平成24年4月1日(日曜)、4月22日(日曜)  
1回目:午前10時30分から 2回目:午後12時30分から 3回目:午後2時から 所要時間1時間程度
■場所 体験学習室
※各回先着20名様までとなります。
※申し込み不要、参加費無料です。
学芸員によるギャラリー・トーク

担当学芸員が展示の見どころをわかりやすく解説します。
■日時 平成24年3月17日(土曜)18日(日曜)、19日(月曜)、25日(日曜)
4月1日(日曜)、8日(日曜)、22日(日曜)、29(日曜)
5月3日(木曜)、6日(日曜)
午後3時から1時間程度
※上記日程以外にも交流員によるガイドツアーを毎日開催します(午後3時から40分程度)。
※企画展観覧券が必要です。


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