山梨の「葡萄と葡萄酒文化」をご紹介
葡萄と葡萄酒−ワイン−は、山梨県が誇る代表的特産物です。 葡萄栽培の発祥は古代にまでさかのぼるとの伝承もあり、江戸時代には葡萄が甲斐国の特産物として知られていました。葡萄酒醸造やそれに関わる栽培技術は、明治時代以降海外にも学び、他県に先駆けて近代化を進めてきたという歴史もあります。 この山梨において、葡萄栽培と葡萄酒醸造は重要な産業というのみに留まらず、独自の文化を形成する基盤ともなってきました。例えば、勝沼などを中心とした地域では葡萄栽培に関わり「ジベデラ不動」など新しい信仰が生み出されています。また、神社や寺院に対する奉納酒として葡萄酒を用いるのは産地ならではの文化です。来客を自家醸造の葡萄酒でもてなす地域もあったと聞きます。 本展覧会では、歴史・民俗・美術の各視点から、山梨における葡萄と葡萄酒にまつわる歴史と文化を振り返ります。地域文化・資産としての「葡萄と葡萄酒文化」を県内外に広く紹介し、一層その愛着を深めていただく機会となりましたら幸いです。
■期間 平成28年10月8日(土曜)から11月28日(月曜) ■時間 午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで) ■休館日 火曜日 ■観覧料
※次の方は特別展の観覧料が免除となります。 ・山梨県内ご在住の65歳以上の方 ・小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒 ・障害者の方(およびその介護をされる方) ※宿泊者割引は、県内のホテルや旅館等に当日か前日に宿泊される方を対象とした割引料金です。 ※無料、 割引料金の対象となる方はそれぞれ証明できるものをご提示ください。 ※定期観覧券(年間パスポート)もどうぞご利用ください。 ■主催:山梨県立博物館 ■共催:山梨日日新聞社・山梨放送 ■後援:朝日新聞甲府総局、エフエム甲府、エフエム富士、産経新聞甲府支局、テレビ朝日甲府支局、テレビ山梨、日本ネットワークサービス、毎日新聞甲府支局、山梨新報社、山梨中央銀行、読売新聞甲府支局 ■協力:山梨県ワイン酒造組合、山梨県ワイン酒造協同組合
■展示構成と主な資料 展示資料リスト(PDFファイル:523kb)
円形切子碗 平山郁夫シルクロード美術館 蔵 5〜7世紀
葡萄図(天龍道人筆) 当館 蔵
■日時 平成28年11月6日(日曜) 午後1時30分から午後3時まで (※終了しました。) ■会場 生涯学習室 ■講師 柳田藤寿氏(山梨大学ワイン科学研究センター教授) ※事前申し込み不要、聴講無料
本展では、展示資料の写真や解説、コラム、論考などを掲載した展示図録を刊行致しましたので、合わせてご利用ください。 A4変型判 160頁 価格:2,100円(税込) 詳しくはこちら
本展の終章「ブドウとワインの愉しみ」では、山梨県内のワイナリー様のご協力により、個性様々な県内産ワインを展示しております。ワイナリー様のご厚意により、これらワインを本展にご来場され会場内で応募された方のなかから抽選でプレゼントいたします。詳しくは会場にて応募要領をご確認いただくか、下記のPDFファイルをご覧ください。 応募要領PDFファイル(133KB)
山梨県内の数々のワイナリーを、地域ごとに、付近の名産や景勝地とあわせて、イラスト入りマップで紹介している「やまなしワイナリーマップ」(山梨県ワイン酒造組合作成・提供)を、本展にご来場された先着50名様(1日あたり)にプレゼントいたします。なお、配布数に限りがありますので、予定数を配布次第終了となります。 ※無料配布は終了しました。 なお、当館ミュージアムショップなどにおいて、同マップを有償頒布(\300)しておりますので、こちらもご利用ください。
資料閲覧室では、本展に関連する図書資料を展示中です。展示資料以外にも多数の図書資料がありますので、展示のご鑑賞の前後に、資料閲覧室を併せてご利用ください。