企画展「小林一三生誕150年 宝塚歌劇の世界―清く、正しく、美しく」 : 山梨県立博物館 -Yamanashi Prefectural Museum-
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インデックス>展示案内>企画展「小林一三生誕150年 宝塚歌劇の世界―清く、正しく、美しく」

展示案内
 
企画展「小林一三生誕150年 宝塚歌劇の世界―清く、正しく、美しく」のご案内

世界中で多くの人を魅了する宝塚歌劇は、山梨県出身の小林一三により始められました。一三は、現在の阪急阪神東宝グループの創始者であり、鉄道の多角経営を中心に多くの事業を実現し、大衆文化の発展に大きな役割を果たしました。本年は、明治6年(1873)1月3日に誕生した一三の生誕150年にあたります。この機会に、一三の実業家としての生い立ちに触れつつ、大正3年(1914)に初公演を行い、110周年を間近に控えた宝塚歌劇のあゆみや魅力について、多彩な資料や作品とともにご紹介します。小林一三が創り上げた夢の世界をぜひご堪能ください。


概要   展示ストーリー  主な展示資料   関連イベント  展示図録




本企画展は令和5年12月4日に終了いたしました。ありがとうございました。


■期間
 令和5年10月14日(土曜)から12月4日まで(月曜)
 休館日:毎週火曜日

■時間
 午前9時から午後5時(入館は午後4時30分まで)

■観覧料

  通常料金 団体割引料金
(20名以上)
宿泊者割引
常設・企画展
共通券
一般 1000円 840円 1260円
大学生 500円 420円 590円

●高校生以下の方、県内在住の65歳以上の方、障害者の方(およびその介護をされる方)は無料です。
●宿泊者割引は、県内のホテルや旅館等に当日か前日に宿泊される方を対象とした割引料金です。
●無料、 割引料金の対象となる方はそれぞれ証明できるものをご提示ください。
●購入日から1年間何度でも観覧できる年間パスポートもございます。

■主催:山梨県立博物館、山梨日日新聞社、山梨放送
■後援:韮崎市、韮崎市教育委員会、朝日新聞甲府総局、NHK甲府放送局、エフエム甲府、
エフエム富士、産経新聞甲府支局、テレビ朝日甲府支局、テレビ山梨、毎日新聞甲府支局、
山梨新報社、山梨中央銀行、読売新聞甲府支局

■特別協力公益財団法人 阪急文化財団、阪急電鉄株式会社、宝塚歌劇団、
株式会社宝塚クリエイティブアーツ、株式会社宝塚舞台
■協力:日本通運株式会社、山梨交通株式会社
■協賛:日本ネットワークサービス

※宝塚歌劇団の公演はありませんのでご注意ください。

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■展示ストーリー
 
プロローグ ようこそ、華麗なる夢の世界へ

第109期生口上

第109期生口上
宝塚大劇場の初舞台で口上を述べる第109期生。背後に掲げられた扇面に記されているのは、小林一三が残した言葉である「清く正しく美しく」。

 
1.宝塚歌劇の原点
小林一三は、明治6年(1873)1月3日、山梨県巨摩郡河原部村(現在の韮崎市)の豪商の家に生まれました。15歳のとき故郷を離れ慶應義塾に学び、山梨日日新聞に小説を連載するなど、文学青年として過ごしました。卒業後は三井銀行に勤め、のちに箕面有馬電気軌道株式会社(現在の阪急電鉄)の専務に就任、以降沿線の住宅・観光開発、ターミナルデパートの建設など、乗客を誘致するためにさまざまなアイディアを実現していきます。路線の終点に宝塚歌劇の創立につながることとなる宝塚新温泉を開業したのも、一三のアイディアのひとつでした。本章では、一三が宝塚歌劇へとつながる感性を育て、宝塚を娯楽と文化の拠点として定めた“宝塚歌劇の原点”ともいえる時代を紹介します。
 
2.宝塚歌劇の誕生
明治44年(1911)、小さな温泉町だった宝塚に、近代的な大理石づくりの大浴場をもつ宝塚新温泉が開業しました。その温泉施設の余興として始まったのが宝塚少女歌劇です。最初の公演は大正3年(1914)4月で、新温泉パラダイスの室内プールを改装したパラダイス劇場でおこなわれました。以来100年以上にわたる宝塚歌劇の歴史は、ここに幕を開けました。本章では、宝塚が小林一三とともに歩んだおよそ40年の歴史をたどります。
 
3.宝塚歌劇の歩み
小林一三の没後も、宝塚歌劇は数々の名作を世に送り出しています。昭和49年(1974)に初めて上演され、国民的大ブームとなった『ベルサイユのばら』や、『風と共に去りぬ』、『エリザベート』といった宝塚歌劇の名舞台は、時代を超えて演じ継ぐスターたちの輝きを反映しながら、常に新たな魅力を放ち続けています。本章では、演じ継がれる名作の衣装などから、宝塚歌劇の歩みを振り返ります。
 
4.宝塚歌劇の魅力
大正3年(1914)に発足した宝塚少女歌劇は、大正10年(1921)に花組と月組が誕生し、その後大正13年(1924)に雪組、昭和8年(1933)に星組、そして平成10年(1998)に宙組が誕生し、現在では5組がそれぞれに魅力的な舞台を繰り広げています。舞台のフィナーレは、大きな羽根の飾りを背に、スポットライトを浴びながら大階段を降りてくるトップスターを中心に、宝石をちりばめたような美しさに満ちています。本章では、舞台に輝きを添える衣装や小道具の数々を紹介します。
 
5.宝塚歌劇の輝き

宝塚歌劇は、大正3年(1914)の初公演からまもなく110周年を迎えます。本章では、今までの公演の歴史をポスターで振り返ります。

 
エピローグ 小林一三生誕一五〇年
 
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■主な展示資料

小林一三筆 宮武外骨宛書簡

小林一三筆 宮武外骨宛書簡
山梨県立博物館
「練絲痕」の掲載紙について問い合わせた手紙。

小林一三著 小説「練絲痕」(公私月報第47号附録)

小林一三著 小説「練絲痕」
(公私月報第47号附録)

山梨県立博物館
慶應義塾時代に執筆され、山梨日日新聞に掲載された小説。

箕面電車回遊双六 公益財団法人 阪急文化財団

箕面電車回遊双六
公益財団法人 阪急文化財団
一三が創立した箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄)の沿線をすごろくで紹介したもの。

小林一三筆 扁額「藝又藝」 公益財団法人 阪急文化財団

小林一三筆 扁額「藝又藝」
公益財団法人 阪急文化財団
一三が日本舞踊家の花柳禄寿に贈った扁額。芸の道に終わりはなく、学び続け、生涯歩み続ける道なのだという、一三の教えに触れることができる言葉。

宝塚少女歌劇番組
(昭和九年正月 東京宝塚劇場 月組公演) 公益財団法人 阪急文化財団

宝塚少女歌劇番組
(昭和九年正月 東京宝塚劇場 月組公演)

公益財団法人 阪急文化財団
昭和9年(1934)1月1日に開場した、東京宝塚劇場こけら落とし公演のプログラム。

ステージで使われた衣装 宝塚歌劇団ステージで使われた衣装 宝塚歌劇団

ステージで使われた衣装や小道具
宝塚歌劇団


ステージで使われた衣装 宝塚歌劇団ステージで使われた衣装 宝塚歌劇団

ステージで使われた衣装や小道具
宝塚歌劇団


ステージで使われた小道具 宝塚歌劇団ステージで使われた小道具 宝塚歌劇団

ステージで使われた衣装や小道具
宝塚歌劇団


ステージで使われた小道具 宝塚歌劇団

ステージで使われた衣装や小道具
宝塚歌劇団

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■関連イベント
※イベントは変更・中止になる場合があります。

記念講演会「小林一三が創った宝塚歌劇─清く正しく美しくを世界に」

・日時 令和5年11月26日(日曜)午後1時30分から3時まで
・講師 仙海義之氏(阪急文化財団理事・館長)
・会場 生涯学習室


 事前申込不要
 聴講無料

 ※終了しました

ギャラリートーク

・日時 令和5年10月22日(日曜)、10月29日(日曜)、11月5日(日曜)、
    11月11日(土曜)、11月18日(土曜)、午後3時から(1時間程度)
・講師 近藤暁子(当館学芸課長)
・会場 企画展示室


 事前申込不要
 企画展観覧券が必要

 ※終了しました

かいじあむ講座「文学青年から文化の創造者へ―小林一三と大衆文化―」

・日時 令和5年10月15日(日曜)午後1時30分から3時まで
・会場 生涯学習室
・講師 小畑茂雄(当館学芸員)


 事前申込不要
 参加無料

 ※終了しました

かいじあむ寺子屋広場「サンリーのシャンシャンを作ろう」

・日時 令和5年10月15日(日曜)午前11時から(30分程度)
・会場 かいじあむ寺子屋(常設展示室内)


 事前申込不要(先着20名)、常設展観覧料が必要
 ※終了しました

かいじあむ古文書講座「甲州財閥の手紙を読む」

小林一三をはじめとする甲州財閥の人々の手紙を中心に解読します。
・日時 令和5年10月28日(土曜)午後1時30分から3時まで
・会場 生涯学習室


 事前申込制
 参加無料

 ※終了しました


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■展示図録
 
宝塚歌劇の世界 清く、正しく、美しく 展示図録  宝塚歌劇の世界  展示図録

 A4変形判 128頁 2,200円(税込)

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