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博物館資料のなかの『富士山』
歌川広重 不二三十六景
20:下総鴻の台(しもうさこうのだい)
下総の富士と紅葉の名所として名高い鴻ノ台からの眺め。「冨士三十六景 鴻之台とね川」では、鴻ノ台を見下ろすほどの俯瞰で描かれているが、本図は鴻の台の高さに視点が置かれ、自然な眺めとなっている。松の木は高さを演出するとともに、右手の川上から左奥の川下への流れを感じさせる。