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インデックス>富士山>歌川広重 冨士三十六景

富士山


博物館資料のなかの『富士山』

歌川広重 冨士三十六景

3:東都数奇屋河岸(とうとすきやがし)

東都数奇屋河岸
夜のうちに降った雪が一面にふっくらと積もっている。空に薄紅色が掃かれているのは、これから朝日が昇る頃、松葉や小枝に着いた雪が融け落ちる前の光景であろうか。広重の富士シリーズでは唯一の雪景色である。

※数奇屋河岸(東京都中央区)
…江戸城外堀に架かる数寄屋橋の南側には、織田有楽斎の屋敷があり、数奇屋が多く建てられていたことから数奇屋町という町名になったと伝わる。17世紀後半に火除地として召し上げられ、数奇屋町が移転した後、18世紀初めに再び町屋化したため元数奇屋町と呼ばれている。元数奇屋町と西紺屋町との間の外堀沿いにある数奇屋河岸には、武具・馬具師や竹皮問屋の店舗があった。
 

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