■甲斐を往き交う群像
山梨内外で活動し交流した人やモノ、また、それらが往来した場について紹介します。
■信仰の足跡
県内各地に残る信仰の足跡や文化財を紹介しながら、その背景に信仰を広めた祖師たちと信仰を育む人々、寺社を支える庇護者たちの姿を見いだし、三枝氏や甲斐源氏の信仰、山岳信仰、鎌倉新仏教など甲斐に根付いた信仰とその文化について考えます。
主な展示資料
・役行者像(複製)
・勝沼柏尾経塚出土 銅経筒(複製)
・蔵王権現像
・金峰山出土品
■甲斐を駆ける武士たち
古代山梨の豪族三枝氏や、常陸国から甲斐国に移り住んで牧を基盤に発展し、全国に展開した甲斐源氏の活躍を紹介し、山梨の歴史が山梨内外の人々の活躍と結びつきの中でつくられてきたことを明らかにします。
主な展示資料
・大善寺文書(複製)
・孫子の旗、諏訪神号旗(復元品)
・小桜韋威鎧 兜・大袖付(楯無鎧 復元品)
・甲陽軍艦
■川を彩る高瀬舟
鉄道が開設される以前の山梨では、富士川や桂川などの水運が、大量の物資を運ぶため大活躍していたことを紹介します。
主な展示資料
・富士川水運の様子(模型)
・富士川水運積荷木札
・富士川運輸会社の印鑑類
・鰍沢河岸跡出土品
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■道がつなぐ出会い
甲斐国の街道と脇往還を紹介し、さまざまな道や峠を越えて往来していた多様な人々の旅の様子や、モノの交流の様子を知り、鉄道以前の陸路の果たした役割を考えます。
主な展示資料
・一宮新巻村出土の古常滑大甕と中世陶磁器
・右左口区有文書と関連資料
・英一蝶 富士図
・弘法大師像(木喰五行作)
■江戸文化の往来
甲斐は江戸に近く、物流や人々の往来が活発で、常に最新の江戸文化が流入しました。往来した人々による記録、甲斐に残された書画、学問や文芸などを紹介し、武士や町人がそれらを育み、甲斐に花開かせていった様子を明らかにします。
主な展示資料
・甲斐国志写本と草稿本
・甲府の豪商 大木家の旧蔵資料
・甲府道祖神祭幕絵
■転換期に向き合う
近世から近代への大きな転換期の中で発生したさまざまな騒動について、その発生から集結に至るまでの社会的・政治的背景を紹介します。また、騒動をとおして社会の変化や山梨の地域的特性などの問題を明らかにします。
主な展示資料
・近世侠客有名鑑
・天保騒動の瓦版
・甲府大功記
・天保騒動や大小切騒動に関するのぞきからくり
■巨富を動かす
幕末期に生糸取引で活躍した甲州屋忠右衛門や、のちに甲州財閥として巨富を動かした若尾逸平らの人物像に迫り、甲州から出発した彼らの旺盛な行動力や積極性について紹介します。
また、甲州財閥の行った電気や鉄道をはじめとした町の基盤づくり事業が、現在の私たちのくらしに生きていることを紹介し、日本や山梨の近代化における彼らの事業の意義を明らかにします。
主な展示資料
・「甲州産物書上帳」「相場に関する書簡」
(篠原家文書)
・貴族院多額納税者議員互選名簿
・若尾謹之助『おもちゃ籠』
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