山梨県立博物館 かいじあむ
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展示案内

■シンボル展
No.014 「信玄堤」

 竜の如き大河 流れる水を鎮めてきた人のきずな、知恵、祈り

「信玄堤絵図」の写真
シンボル展「信玄堤」のご案内
 

「此筋ハ古ヨリ水災多キ故堤防完固ナリシニヤ」(『甲斐国志』より)

甲府盆地の村々を、荒れ狂う大河の洪水から守った信玄堤。

戦国の昔から、流域に暮らす人々のきずなを力に、幾度もの工事が積み重ねられてきました。その技術は、甲斐国を越えて周囲の地域の川から川へ。洪水を鎮める御幸祭は、現在でも盛大に山梨の春を彩ります。

水害に度々襲われた山梨の自然の中で、生活を守るための技術や信仰、地域のきずなが育まれ、受け継がれていった様子を、武田信玄の古文書や昔の堤防の姿を描いた絵図など、貴重な実物資料をとおして紹介します。
 


期間:平成20年12月17日(水曜)から平成21年1月19日(月曜)まで

※期間中の休館日:12月26日〜12月31日、1月1日、1月13日

常設展観覧料でご覧になれます。




主な展示予定資料
「信玄堤絵図」の写真

信玄堤絵図 (当館蔵)   文政12年(1828) ※原図は貞享5年(1688)
信玄堤の様子を描いた絵図の写。


「信玄堤絵図」の写真
「三社明神旗」の写真

三社明神旗
(甲斐市個人蔵)
甲斐市指定文化財

安政4年(1857)

信玄堤で、水害が治まることを祈願するために行われた、御幸祭の幟。

信玄堤絵図 (当館蔵)   江戸時代後期
「武田家朱印状」の写真

武田家朱印状
(甲斐市個人蔵)
山梨県指定文化財
永禄3年(1560)

竜王の川除(堤防)に居住する者の棟別役を武田家が免除した古文書。「竜王」の地名が初めて記された資料。

「武田家朱印状」の写真

    

武田家朱印状
(甲斐市個人蔵)
山梨県指定文化財
天正3年(1575)

治水工事に使用すると考えられる竹などの資材の調達について、武田家が指示した古文書。獅子をかたどった印判が押されている。

 これらをはじめ、信玄堤ゆかりの資料約30点を展示いたします。


関連イベント

     
 


かいじあむ講座 「信玄堤と甲斐の人々」

  講 師:西川広平(当館学芸員)
日 時:平成21年1月11日(日曜)
     午前10時30分から午前11時30分
※11時30分から12時まで展示を解説します。
場 所:当館 生涯学習室
(申し込み不要、聴講無料、展示解説にご参加の方は常設展観覧券をお求め下さい。)
展示室を案内する西川学芸員の写真
 
収蔵品ゆかりの地ツアー
  ツアー内容:信玄堤ゆかりの地をめぐる
日 時:平成21年1月11日(日曜)
     午前10時30分から午後4時頃(予定)
※午前中は、かいじあむ講座に参加します。
(事前申し込み、参加費が必要)
 
学芸員によるギャラリートーク
期間中に学芸員が展示を解説します。
日 時:
・1月2日(金曜)、1月3日(土曜) 
  午後1時30分から
・1月10日(土曜) 午後3時10分から
・1月11日(日曜) 午前11時30分から
各回30分程度
場 所:当館 シンボル展示室
(申し込み不要、常設展観覧券をお求め下さい。)

当シンボル展の内容を分かりやすく解説したパンフレットの販売について
「信玄堤」展リーフレットの写真

 「信玄堤」展  解説パンフレット

 A4版、8頁、平成20年12月、200円

 ミュージアムショップにて好評発売中です。

 詳しくはこちらをご覧ください。


シンボル展関連図書コーナー
資料閲覧室の関連図書コーナーの様子
資料閲覧室に、シンボル展の関連図書を紹介しております。展示の事前学習に復習に、ご自由に手にとってご覧ください。
 





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