山梨県立博物館 かいじあむ
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8 里にくらす

 
「戦国からのメッセージ」展示室写真
里の生活を理解するために、里の人々が盆地や扇状地、丘陵地などの自然地形を活かしながら山梨を代表する産物を生み出し、人やモノのさまざまな交流があったことを紹介します。

展示資料

資料名
時代
所有
指定
資料解説
千野村絵図 (甲州文庫) 文政12年
(1829)
山梨県立博物館   江戸時代の千野村(甲州市)を描いた絵図。
丸石道祖神(複製)  貞享5年
(1688)
山梨県立博物館   山梨県の甲府盆地およびその周縁部を中心に分布する、丸石を御神体とする道祖神の石像物。
おかぶと(桃太郎) -  
婚礼盃之事(大木家資料) 不明 山梨県立博物館   いわゆる「三々九度」の式次第だが、現在伝承されている次第とは異なる。
婚礼の盃(樋口家資料) 明治時代以降 山梨県立博物館   酒は単なる嗜好品ではない。同じ盃を用いて酒を飲むことは儀式の一部として、人と人との新たな関係を結ぶ時にも用いられる。代表例として、婚礼における夫婦固めの盃が挙げられる。
食い初めの食器 平成24年
(2012)
個人蔵   食初めは生後100日頃に行われる成長の節目の行事で、生児が初めて大人と同じ食べ物を食べる習俗である。飯を一粒口の中に入れたり、食べさせる真似をする。
出産見舞の控(大木家資料) 明治28年
(1895)
山梨県立博物館   出産に際して贈られた祝儀品を書き留めた帳面。海産物や玉子、扇子などがみえるほか、「ぶどう酒」と書かれているのが興味深い。当時のぶどう酒が滋養強壮食品であったことがうかがえる。
西保下村出産見舞受納帳(西保下村武藤家文書) 文久元年
(1861)
山梨県立博物館   出産の祝いとして贈られた品々を書き付けた帳面。餅や鰹節、凍(氷)豆腐などが記されている。餅は産後の肥立ちや乳の出に良いとされ、親元から贈られた。
身延参詣甲州道中膝栗毛(甲州文庫) 安政4年
(1857)
山梨県立博物館   棚の下でぶどう販売が行われる勝沼宿の様子
びんぶせ(小林コレクション) 昭和時代 山梨県立博物館   川漁で使用される道具で、小魚やウナギなどを獲った。ガラス製。生業としての漁というよりは子どもの遊びのひとつであったという。
韓国扶餘出土 陽物形木簡(複製)  (原資料)538〜567年 当館蔵
(原資料)韓国国立扶余博物館蔵
  韓国忠清南道扶餘郡扶餘邑陵山里寺跡から出土した木簡。
(葡萄郷の絵葉書)(上野晴朗氏収集資料) 明治時代以降 山梨県立博物館    
絵葉書大黒葡萄酒の光栄(葡萄酒会社関係資料一括) 大正11年
(1922)
山梨県立博物館   皇太子時代の昭和天皇が宮光園を視察した際の写真を絵葉書にしたもの。
ぶどう掛け紙 昭和時代 山梨県立博物館   甲府市愛宕町のぶどう園で用いた掛紙
和漢三才図会(大木家資料) 明治時代以降 山梨県立博物館   甲斐国についての記述の部分に、「甲斐の国土産」として「葡萄」が記されている。他には栗や胡桃、柿などの果物や、紬、紙などがあげられている。
もじり(県教育委員会収集資料) 大正時代以降 山梨県立博物館   川漁において、魚を突いて取るための道具。本資料は、旧塩山市域(現 甲州市塩山)で使用されたもので、生業としての漁というよりは子どもの遊びのひとつであったという。
初節句請納物控(市川家文書)  明治33年(1900) 山梨県立博物館   男児の初節供における、食品を含む祝儀品の受納記録。あわせて、市川家が贈った菓子類の記録。
疱瘡見舞請納帳(大木家資料) 嘉永7年
(1854)
山梨県立博物館   疱瘡見舞いにおける、食品を含む贈答品の受納記録。
軍馬帽
(長田家資料)
昭和 山梨県立博物館   馬の日除けの帽子。
馬ブラシ(鉄製)  昭和 山梨県立博物館   馬の血行をよくするためのブラシ。
馬ブラシ(藁製) 
(小林コレクション)
昭和 山梨県立博物館   馬の毛並みを整えるためのブラシ。
馬草鞋   山梨県立博物館   馬の履いた草鞋。
煙草包装紙
〈篠原家資料〉
明治22年
(1889)
山梨県立博物館   上今諏訪村(現南アルプス市)で生産された梅煙という煙草の包装紙。組み立てると箱になる。
煙草入れ
(大木家資料)
  山梨県立博物館   煙草と煙管をいれるための道具。
煙草箱
明治時代 山梨県立博物館   明治時代に山梨県内で生産された煙草の箱。
百万遍の馬草鞋(再現品) 現代 山梨県立博物館   甲州市塩山牛奥地区で、毎年7月14日に行われる百万遍の道切り行事で用いられる馬の草鞋。村の入口4ヶ所に立て、悪いものが入らない呪いとする。


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