13 江戸文化の往来
甲斐は江戸に近く、物流や人々の往来が活発で、常に最新の江戸文化が流入しました。往来した人々による記録、甲斐に残された書画、学問や文芸などを紹介し、武士や町人がそれらを育み、甲斐に花開かせていった様子を明らかにします。
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展示資料
資料名
時代
所有
指定
資料解説
葡萄図屏風(天龍道人筆)
江戸時代
個人
一扇ごとに絵が貼り込まれた、押絵貼屏風の形態を取っている。墨を巧みに使い、その濃淡や筆の勢いで、葡萄の色や果実の状態を細やかに描き分けている。画中に記された内容から、天龍道人88歳の作であることがわかる。
葡萄図(天龍道人筆)
享和元年
(1801)
山梨県立博物館
葡萄和尚とも呼ばれた、天龍道人による三幅の葡萄図。大木家に伝わった。墨の濃淡だけで表現した葡萄の粒や、筆の勢いにまかせて描く蔓や葉が特徴的である。書き込みから、天龍道人84歳の際に描かれたことがわかる。
葡萄図(天龍道人筆)
江戸時代
山梨県立博物館
天龍道人が描いた墨画の葡萄図。本作は小品ながら、葡萄の実や、上から下方へと伸びる蔓などが、瑞々しく描かれている。
千円札
令和6年
(2024)
山梨県立博物館
令和6年(2024)7月3日に改刷された3券種のうち、AA000009AAの若い記番号が振られた千円札。表面には北里柴三郎が、裏面は浮世絵師、葛飾北斎による「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」をもとに、デザインがなされている。
大椚村絵図
文化3年
(1806)
都留市
市
『甲斐国志』編纂の際に提出された大椚村(現上野原市)の絵図。村の名前は地域の西部に椚の大木があったことから名づけられている。縄文以来、平安にいたる複合遺跡もあり、この地域が古くからの歴史を秘めている村であることがわかる。
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