山梨県立博物館 かいじあむ
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14 転換期に向き合う

 
「戦国からのメッセージ」展示室写真
 近世から近代への大きな転換期の中で発生したさまざまな騒動について、その発生から集結に至るまでの社会的・政治的背景を紹介します。また、騒動をとおして社会の変化や山梨の地域的特性などの問題を明らかにします。

展示資料
 
資料名
時代
所有
指定
資料解説
牛肉大勉強販売広告(太田家文書) 明治32年(1899) 山梨県立博物館   市川大門町の第二精肉店の広告。ロースは100目(375g)あたり25銭、「上肉」は20銭、「中肉」は16銭で売られていた。
滋養分肉舎規約(大木家資料) 明治22年(1889) 山梨県立博物館   牛肉の共同購入を目的とする結社「滋養分肉舎」の規約。名取善十郎や八巻九萬といった名士が発起人として名を連ねている。この「滋養分肉舎」の定員は300人、会費は50銭で2年間有効であった。この結社に入ると、上等の牛肉を1斤15銭で購入できるという。
『第14回全国料理飲食業同盟大会々記』(甲州文庫) 大正5年
(1916)
山梨県立博物館   山梨県内で開催された、第14回全国料理飲食業同盟大会の記録。主催は甲府市料理業組合とあり、組合構成員である業者名も列記されている。甲府において料理事業者による組合が結成され、同業者の相互協力体制を整えていたことがわかる。
『増補日用西洋料理法』(大木家資料) 明治28年(1895) 山梨県立博物館   西洋料理のレシピ本。スープに始まりシチュー、ステーキ、フライなど、種類ごとに異なる具材の料理を紹介している。料理名としての「コロッケ」が定着するきっかけとなった書籍でもある。
甲州勝沼駅ニ於テ近藤勇驍勇之図(複製) 原本
慶応4年
(1868)
山梨県立博物館   月岡芳年による浮世絵。慶応4年、板垣退助らの新政府軍と近藤勇らの幕府軍が柏尾(甲州市)で衝突した勝沼の戦い(柏尾の戦い)の様子を描く。
天保騒動絵図(複製) 原本
江戸時代
山梨県立博物館   天保7年(1836)8月に発生した天保郡内騒動の進行のようすを描いた絵図。
近世侠客有名鑑(複製) 原本
明治時代
山梨県立博物館   明治時代中頃の関東の侠客について、相撲の番付の形式をとり、ランキング形式で示したもの。甲斐国からは、著名な黒駒勝蔵のほか、武井安五郎、身延半五郎、祐天仙之助などの名前が見える。


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