山梨県立博物館 かいじあむ
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15 変貌する景観

 
「戦国からのメッセージ」展示室写真
山梨を代表する産業であった養蚕・製糸業は女性の活躍に支えられていたことと、養蚕・製糸業の衰退による女性の社会的地位の変遷について紹介します。また、戦後、山梨の土地利用は桑園から果樹園が主流となり、それに伴って景観が大きく変貌したことも紹介します。

展示資料
 
資料名
時代
所有
指定
資料解説
写真絵はがき類 温泉(甲州文庫) 明治時代以降 山梨県立博物館   昭和10年代に発行された山梨の温泉地を図案とした絵葉書。甲府、湯村、下部の3カ所と、県内の温泉と景勝交通図からなる。描いたのは「大正広重」とも呼ばれ、パノラマ図を用いた観光パンフレットで一世を風靡した吉田初三郎。
頂上ひとりあんない(甲州文庫) 明治13年
(1880)
個人   明治初期の富士山登山についてのガイドブック。山頂付近の各所を図入りで解説している。
旅行の友 創刊号(甲州文庫) 昭和6年
(1931)
山梨県立博物館   中央線が甲府まで電化した年の観光パンフレット。自動車による郊外への誘いや、ラジオや映画といったメディアの活用など、観光の新たな時代の到来を感じさせる内容。
富士裾野めぐり 付富士川下り甲州御岳(甲州文庫) 大正14年
(1925)
山梨県立博物館   富士五湖など富士山麓をめぐるコースマップ。名所をめぐるための交通案内に重点が置かれており、富士身延鉄道(身延線)の身延・甲府間は未成で富士川水運の利用も想定されるなど、当時の交通状況を見るうえでも興味深い。
大日本物産図会 甲斐国葡萄培養図(複製) 明治10年
(1877)
山梨県立博物館   第1回内国勧業博覧会に際して三代歌川広重により製作された一連の作品で、全国各地の名産品と地域の光景が描かれている。山梨県については2作品あり、そのうちのひとつである本作には葡萄の生産の様子が描かれている。
大日本物産図会 甲斐国白柿製之図(複製) 明治10年
(1877)
山梨県立博物館   第1回内国勧業博覧会に際して三代歌川広重により製作された一連の作品で、全国各地の名産品と地域の光景が描かれている。山梨県については2作品あり、そのうちのひとつである本作には枯露柿の生産の様子が描かれている。
絹糸、山繭の糸 (繭糸検査事務所資料) 昭和 山梨県立博物館   現在ではほとんど作られていない絹糸と山繭の糸。
生糸(県繭糸検査事務所資料) 昭和 山梨県立博物館   山梨県で生産された生糸。
(福寺遺跡出土)ワイン瓶 現代 山梨県立考古博物館保管   甲州金が見つかった福寺遺跡(甲州市)から出土したワイン瓶。ボトル側面には県内のワインメーカーの名前が刻まれている。五重の塔のキャップなど、海外向けの商品であったことが伺える。
葡萄・ワインラベル(模造品) 明治時代〜昭和     さまざまな葡萄やワインのラベル。


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