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お正月にふさわしいおめでたい資料を集めました。
新年はぜひ博物館で福を招いてください! |
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【展示資料の紹介】 |
二代歌川広重筆 甲府道祖神祭幕絵 東都名所 洲崎潮干狩(部分)
こうふどうそじんまつりまくえ とうとめいしょ すざきしおひがり
江戸時代末期に盛んだった甲府道祖神祭りで、町人は競って江戸の人気絵師に飾り幕を制作させた。本作は、初代広重が緑町の為に描いたもののうち、破損した分を二代広重(1826〜69)が補うために制作したもの。遠浅の海岸風景に、潮干狩りを楽しむ人々の様子が描かれる。
「江戸文化の往来」に展示中
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甲府城下の道祖神祭を再現したジオラマ
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祝いのお膳
いわいのおぜん
『甲陽軍鑑』の「御献立之次第」をもとに再現した本膳料理。本来は7つの膳と菓子からなる。献立の内容より安土桃山から江戸時代初期頃に武家の婚礼に際して供されたと考えられる。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中 |
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甲府八日町正月初売之景 原画 (甲州文庫)
こうふようかまちしょうがつはつうりのけい
歌川国芳が描いた、甲府八日町で行われる正月の初売りの光景。「化け物市」とも呼ばれた賑わいの様子が描かれている。八日町ジオラマのもととなった資料。
「城下町の賑わい」に展示中
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初売りを再現したジオラマ
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土馬
どま
金峰山の五丈岩付近から出土した奉納品。
「信仰の足跡」に展示中
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上杉景勝判物(市河家文書)
うえすぎかげかつはんもつ
越後国(新潟県)を治めた上杉景勝が市河長寿麿(勝房)に送った、年頭祝儀に対する返礼。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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小正月のツクリモノ
こしょうがつのつくりもの
山仕事の成功を願って作られた。
「山に生きる」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<お正月は博物館で初詣>です。
展示期間
平成25年12月18日(水曜)から平成26年2月24日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「江戸文化の往来」、「甲斐を駆ける武士たち」、「城下町の賑わい」、ほか
このほか、展示室には多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。 |
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江戸時代を代表する浮世絵師、歌川広重。
今回のおすすめ資料では、当館が所蔵する歌川広重の「冨士三十六景」および「不二三十六景」の中から選りすぐりの作品を展示いたします。 |
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【展示資料の紹介】 |
歌川広重筆 冨士三十六景「甲斐大月の原」
うたがわひろしげひつ かいおおつきのはら
広重が亡くなる直前に版下を描き、出版はその翌年となった作品。竪大判、蔦屋吉蔵より出版された。広重はほかに横版の「不二三十六景」も描いている。
「江戸文化の往来」に展示中
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歌川広重筆 冨士三十六景「駿河薩タ之海上」
するがさったのかいじょう
「江戸文化の往来」に展示中 |
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五代目大木喜右衛門夫妻像
歌川広重筆
ごだいめおおききえもんふさいぞう うたがわひろしげひつ
天保12年(1841)に甲府道祖神祭りの幕絵を描くために来甲した広重は、甲府の人から屏風や襖絵など多くの注文を受けたというが、本作もその頃の制作と考えられる。数少ない広重肉筆肖像画の一つとして貴重な作品である。
「道がつなぐ出会い」に展示中
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甲州一蓮寺地内 正木稲荷之略図(甲州文庫)
こうしゅういちれんじちない しょうのきいなりのりゃくず
着物姿の3人の女性の背後に、一蓮寺と正木稲荷の境内や甲府の街並みが描かれる。図の中に多数の幟旗に囲まれた大きな建物が見え、亀屋座と考えられる。広重は甲府滞在中に一蓮寺で酒宴を、亀屋座で芝居を楽しんでおり、本図は広重ゆかりの地を描いたものともいえよう。
「城下町の賑わい」に展示中
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武田信玄書状
たけだしんげんしょじょう
武田信玄が、常陸国(茨城県)の戦国大名佐竹義重に属していた梶原政景に送ったと考えられる書状。信玄から金を贈呈することが記されている。永禄12年(1569)頃、信玄は小田原の北条氏康・氏政と対立する一方、政景とその実父の太田資正をとおして、佐竹氏、安房(千葉県)の里見氏との連携を図った。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<広重の冨士三十六景>です。
展示期間
平成25年10月23日(水曜)から12月13日(金曜)まで
展示場所
常設展示室「江戸文化の往来」、「道がつなぐ出会い」、「城下町の賑わい」、ほか
このほか、展示室には多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。
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この甲斐国を、多くのひとびとが往来し、記録してきました。
様々な資料にみることができる甲斐国の姿や当時の文化をお楽しみください。 |
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【展示資料の紹介】 |
木喰作 弘法大師坐像
もくじきさく こうぼうだいしざぞう
手に数珠をもつ弘法大師・空海の像。木喰生誕地・丸畑(現南巨摩郡身延町)の「四国堂」に安置されていた。
「道がつなぐ出会い」 に展示中
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甲府買物独案内(甲州文庫)
こうふかいものひとりあんない
江戸時代後期における甲府のタウンガイド。業種をいろは順にならべ、業種ごとに店舗を紹介している。冒頭には「甲府繁栄之図」として高札場周辺のにぎわいの様子が描かれている。
「城下町の賑わい」 に展示中
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天龍道人筆 葡萄図(大木コレクション)
てんりゅうどうじんひつ ぶどうず
天龍道人の水墨による葡萄図。
「江戸文化の往来」に展示中
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常滑大甕
とこなめおおがめ
笛吹市一宮町で発掘された。中には14世紀の中国産青磁、染付などの陶磁器が多数納められていた。山梨県指定文化財。
「道がつなぐ出会い」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<資料でめぐる山梨の旅>です。
展示期間
平成25年8月28日(水曜)から10月21日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「江戸文化の往来」、「道がつなぐ出会い」、「城下町の賑わい」、ほか
このほか、展示室には多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。
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富士山が「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録された事を記念して、富士山をめぐる信仰と芸術の歴史を物語る資料を集めました。
富士山に寄せた先人たちの思いに、ぜひ展示室で出会ってみてください。 |
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【展示資料の紹介】 |
富士講行着(大木家資料)
ふじこうぎょうぎ
富士登山の際に着用した行着(ぎょうぎ)。行着は、宝冠、上衣、帯、腹掛、股引からなり、これに御身抜入れに入れた御身抜を背負って登山をした。
「道がつなぐ出会い」で展示中
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信州和田塩尻峠合戦図(甲州文庫)
しんしゅうわだしおじりとうげかっせんず
天正10年(1582)、武田勝頼の前方部隊と木曽義昌が諏訪湖畔の塩尻峠・和田峠(長野県)で争った合戦を描いた錦絵。諏訪湖の先には富士山と八ヶ岳が描かれている。歌川貞秀の筆。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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池大雅筆 富岳図
いけのたいがひつ ふがくず
日本の文人画を大成し、池大雅(1723〜76)の富士図。大雅は自らも富士登山をするなど、富士を好み、富士図も多く残している。本作は、前景にせり立つ山塊によって、山梨側から見た雰囲気をもつ、40歳前後の作。
「江戸文化の往来」に展示中
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歌川広重筆 不二三十六景のうち
箱根山中湖水
うたがわひろしげひつ ふじ36けいのうち はこねさんちゅうのこすい
横中版、佐野屋喜兵衛より出版された。空間の広がりを感じさせる、自然な表現と豊かな抒情性が魅力的。北斎の冨嶽三十六景よりおよそ20年後の連作。静けさをたたえた芦ノ湖の背後に、冨士をのぞむ。
「江戸文化の往来」に展示中
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富士身延鉄道沿線名所図会(甲州文庫)
すふじみのぶてつどうえんせんめいしょずかい
富士身延鉄道(現在のJR身延線)の沿線を描いたパンフレット。作者は当時特徴的な鳥瞰図を得意とした吉田初三郎。
「巨富を動かす」で展示中
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右左口人形
うばぐちにんぎょう
江戸時代の右左口宿で、祭礼時に上演された人形浄瑠璃で使用された人形。一部は駿河(静岡県)で作成されており、中道往還を通ってもたらされたと考えられる。(山梨県指定文化財)
「道がつなぐ出会い」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<富士は日本一の山!>です。
山梨の人々と富士山の深い関わりの歴史を感じてください。
展示期間
平成25年6月26日(水曜)から8月26日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「江戸文化の往来」、「甲斐を駆ける武士たち」、「道がつなぐ出会い」ほか
このほか、展示室には多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。
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■ 終了したおすすめ資料 |
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山梨は水の国。
湖水伝説や治水や利水の技術、水にまつわる祭りや行事など、
様々な水にまつわる歴史や文化が育まれてきました。
豊かな水の恵みは、今も山梨の宝です。
山梨の水と人との深く長い歴史を、資料から感じてみてください。 |
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【展示資料の紹介】 |
下条南割村他堤防絵図(千野家資料)
こしもじょうみなみわりむらほかていぼうえず
江戸時代の釜無川と御勅使川との合流点付近にあった堤防の状況を描いた絵図。下条南割・下条東割・若尾・若尾新田(いずれも韮崎市)の各村が作成し、役所に提出したものの控。
「水に取り組む」に展示中
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富岡鉄斎筆 甲斐猿橋図(大木コレクション)
とみおかてっさいひつ かいさるはしず
富岡鉄斎(1837〜1924)は京都出身で、近江に本家のある甲府の酒造家・野口正忠と深く親交があり、生涯2度にわたって甲府を訪れた。本作は、大胆な筆遣いと墨の濃淡によって、猿橋を描いている。
「江戸文化の往来」に展示中
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懐宝甲府絵図(甲州文庫)
かいほうこうふえず
江戸時代後期の甲府城下町を描いた図。甲府城を挟んで南北に「上府中上水」「下府中上水」が描かれている。
「城下町の賑わい」に展示中
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水害写真集(甲州文庫)
すいがいしゃしんしゅう
山梨県における明治40年および明治43年の水害の被害状況を写した写真。
「共生する社会(水害)」で展示中
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おかぶと(カナカンブツ)
現代では既に失われてしまった習俗だが、明治時代末期まで山梨県内(国中地域)で端午の節供飾りとして用いられてきた。現在で言うところの武者飾りである。本来は、縁側などの人目に付きやすいところに飾ったという。
「里に暮らす」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<水の国やまなし>です。
特別展「水の国やまなし
―信玄堤と甲斐の人々―」と合わせて、山梨の人々と水の深い関わりの歴史を感じてください。
展示期間
平成25年4月24日(水曜)から6月24日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「水に取り組む」、「共生する社会(水害)」、「江戸文化の往来」ほか
このほか、展示室には多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。
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■ 終了したおすすめ資料 |
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山梨の春は桜や桃が咲き誇り、甲府盆地を花の色で彩ります。
春はまた、戦国時代を代表する武将 武田信玄にゆかりのある季節です。元亀4年(1573)4月12日に亡くなった信玄をしのんで、山梨では様々なお祭りやイベントが催されます。
県立博物館でも、毎年恒例の武田特集で信玄ゆかりの資料を数多く展示しております。今年はさらに、山梨の春を彩る桃や桜に関する資料も展示しています。ぜひ博物館で山梨の春を満喫しながら、武田信玄と戦国の世に思いをはせてください。 |
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【展示資料の紹介】 |
小桜韋威鎧兜・大袖付(楯無鎧)復元品
こざくらがわおどしよろい かぶと・おおそでつき(たてなしよろい)ふくげんひん
平安時代の武将源義光が着用し、その子孫である甲斐源氏・武田家の家宝として伝来したという楯無鎧を制作当時の姿に復元したもの。「御旗・楯無御照覧あれ」と誓ったことには、信玄であっても背いてはならなかったといわれている。実物は国宝。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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狩野了承筆 山本勘助像
とさみつおきひつ たけだしんげん・うえすぎけんしんぞう
山本勘助の肖像画。勘助の特徴である片目の風貌、鎧の上に袈裟を着て、頭に頭巾を被った姿で描かれている。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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武田晴信書状(市河家文書)
たけだはるのぶしょじょう(いちかわけもんじょ)
越後国(新潟県)の長尾景虎(上杉謙信)と甲斐国(山梨県)の武田晴信(信玄)が争った第3回川中島合戦に際して、北信濃(長野県)を守った市河藤若への援軍について伝えた晴信の書状。晴信の使者として山本菅助の名が見える。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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源季俊筆 雛図(大木コレクション)
みなもとすえとしひつ ひなず
立雛を描いた掛軸。女児の健やかな成長を祈念して飾られた。鮮やかな赤と金を使い、常磐の松(冬でも緑色のまま不変)をあしらった衣裳は、桃の節句をおめでたく華やかに演出している。
「江戸文化の往来」で展示中
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ニホンオオカミ頭骨
にほんおおかみとうこつ
個人蔵
笛吹市御坂町の個人宅に伝わった。鼻を中心に皮や筋肉がミイラ状に残る点が珍しい。憑き物落としに用いる風習が伝わった結果残されたと考えられる。
「道がつなぐ出会い」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<山梨の春は、桃と桜と信玄公>です。
春のお出かけや春休みは、かいじあむでお楽しみください。
展示期間
平成25年2月20日(水曜)から4月22日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「甲斐を駆ける武士たち」、「戦国からのメッセージ」、「江戸文化の往来」ほか
このほか、展示室には武田信玄関係を中心に、多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。
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