■ 今回のおすすめ資料【富士は日本一の山+学芸員オススメの一品 第2弾】 |
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日本一の山、富士山にまつわる資料と、開館10周年を記念した選りすぐり資料の第2弾です。逸品の数々をどうぞお見逃しなく! |
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【主な展示資料の紹介】 |
富士図 英一蝶筆
ふじず
江戸時代、独自な画境を切り開いた、英一蝶による富士図。川(馬入川、富士川とも言われる)の流れを手前に、奥に冨士を遠く望む。
「信仰の足跡」 に展示中
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徳川家朱印状(田辺家資料)
とくがわいえやすしゅいんじょう
徳川家康が、田辺土佐守重真に関東地方における家康の領国内で金山採掘を行うよう指示した古文書。
「山に生きる」に展示中
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富士山麓絵図(甲州文庫)
ふじさんろくえず
土地利用のために作成したとみられる富士山北麓地域の絵図。富士山は山頂火口部から山麓までを詳しく描き、登山道や伝承にもとづく古道も記されている。山麓では、丸尾(溶岩流)が目立った形で描かれている。
「水に取り組む」に展示中
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狼絵陣羽織(栗嶋公喜氏収集資料)
おおかみえじんばおり
狼を描いた陣羽織は珍しいが、牙(犬歯)が口の奥に描かれるなど、実物を知る人物が描いたとは思えない部分もある。
「道がつなぐ出会い」 に展示中
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ニホンオオカミ頭骨
にほんおおかみとうこつ
笛吹市御坂町のお宅に伝わった。かつては仏壇の上に置かれ、子どもの夜泣きを鎮めるのに使われたとの伝承がある。関東山地周辺に見られる狼の霊力に対する信仰が山梨にも伝わっていたことを示す。鼻を中心に皮膚や筋肉がミイラ状に残っている点が特徴的である。
「道がつなぐ出会い」 に展示中
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富士山頂雷除守 他
ふじさんちょうかみなりよけまもり ほか
富士山山頂や、小御嶽で授与された守り札。雷除けや開運、疫病除けといった、様々な種類が出されていた。
「里に暮らす」に展示中
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滑稽富士詣 (甲州文庫)
こっけいふじもうで
仮名垣魯文(かながきろぶん、1829-64)作。挿絵は歌川芳虎(うたがわよしとら)。御縁年の富士参詣の旅でおこった滑稽話や失敗談を著した挿絵入り版本。「英国のミンストル主従富士登山東海旅行の図」には、欧米人として初めて富士登山をした英国外交官オールコックら一行の様子が描かれている。
「城下町の賑わい」に展示中
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富士身延鉄道沿線名所図会(甲州文庫)
ふじみのぶてつどうえんせんめいしょずえ
富士身延鉄道(現在のJR身延線)の沿線を描いたパンフレット。作者は当時特徴的な鳥瞰図を得意とした吉田初三郎。
巨富を動かす」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<富士は日本一の山+10周年 学芸員オススメの一品 第2弾>です。
とっておきの収蔵品の数々との出会いをお楽しみください。
展示期間
平成27年9月12日(土曜)から12月21日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「山に生きる」、「信仰の足跡」、「道がつなぐ出会い」ほか
このほか、展示室には多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。
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開館10周年を記念して、これまで収集した資料、展示した資料の中から、特に選りすぐった資料を展示します。逸品の数々をどうぞお見逃しなく! |
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【主な展示資料の紹介】 |
蛭藻金・碁石金
ひるもきん・ごいしきん
勝沼氏館跡付近の福寺遺跡(甲州市勝沼町)から昭和46年に出土した金貨。碁石金と呼ばれる粒状の金貨18点と、蛭藻金と呼ばれる小判状の金貨2点の20点がある。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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佐渡金銀山絵巻
さどきんぎんざんえまき
江戸時代の佐渡金銀山坑道内における採掘などの様子を描いた絵巻。佐渡金銀山の経営には、甲斐出身の人々が数多く携わっていた。
「山に生きる」に展示中
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穴山信君判物(三井家資料)
あなやまのぶただはんもつ
武田一門の穴山信君が、山之神村(中央市)で水害が発生したことを受け、当地の三井右近尉らに、堤防の再建を命じた古文書。その代わりに工事に従事する人足には税を免除すると伝えている。
「水に取り組む」に展示中
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蔵王権現立像
ざおうごんげんりゅうぞう
金峰山の主尊、蔵王権現像。右手を振り上げ、片足で立つ、通形の姿をしている。
「信仰の足跡」 に展示中
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韋駄天立像
いだてんりゅうぞう
両手で合掌し、兜をかぶる韋駄天立像。禅宗寺院の厨房に安置されることが多い。兜内部に記された銘により、武田氏縁の像と考えられる。
「信仰の足跡」 に展示中
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「新製親玉おこし」ちらし
(歌川国芳筆)
しんせいおやだまおこし ちらし
升屋の新春売り出し用の菓子のちらし。七代目団十郎の当たり役「暫」を、浮世絵師の歌川国芳が描いたもの。
「江戸文化の往来」に展示中
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五代目大木喜右衛門夫妻像
(歌川広重筆)
ごだいめおおききえもんふさいぞう
歌川広重は、天保12年(1841)に、甲府道祖神祭りの幕絵を描くために来甲した。その際、甲府の人から屏風や襖絵など多くの注文を受けたというが、本作もその頃の制作と考えられる。天保13年に没する大木家五第喜右衛門とその妻の姿が丁寧に表されている。
「江戸文化の往来」に展示中
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蒸気車往復繁栄之図(甲州文庫)
じょうきしゃおうふくはんえいのず
雨宮敬次郎が経営に携わった甲武鉄道(現在のJR中央線の新宿・八王子間)の沿線を描いた錦絵。沿線の名所であった小金井の桜などが描かれている。
「巨富を動かす」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<10周年 学芸員オススメの一品>です。
とっておきの収蔵品の数々との出会いをお楽しみください。
展示期間
平成27年6月23日(水曜)から9月7日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「甲斐を駆ける武士たち」、「信仰の足跡」、「江戸文化の往来」ほか
このほか、展示室には多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。
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日に日に濃くなる木々の緑に誘われるように
どこかに出掛けたい気持ちが高まる初夏。
時には一風変わった旅を楽しんではいかがでしょうか?
旅にまつわる資料をめぐる時を超えた旅を
博物館がお届けします。 |
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【主な展示資料の紹介】 |
山梨県下甲斐国巨摩郡身延山従七面山一覧之真図(甲州文庫)
やまなしけんかかいのくにこまぐんみのぶさんしちめんざんよりいちらんのしんず
梅寿(歌川)国利作。久遠寺および奥之院や七面山の諸堂宇とそこに訪れる旅人を描いたもの。南東方向からの構図とみられるが、右に富士山、左に三保の松原を描くなど大胆なデフォルメがなされている。
「城下町の賑わい」に展示中
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武田家過所(桑原家文書)
たけだけかしょ
武田氏が都留郡内の関所に対して、この文書を所持した人の通行を許可するよう命じたもの。桑原家は漆の生産・流通に関わっていたと考えられ、この古文書も漆を他国へ運搬するために発行された可能性がある(山梨県指定文化財)。
「戦国からのメッセージ」に展示中
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並山日記(甲州文庫)
なみやまにっき
甲斐国を旅した黒川春村が記した紀行文。江戸から甲州道中を進み、身延、箱根を経由して江戸にもどるまでの見聞を挿絵入りで記している。
「変貌する景観」に展示中
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木喰作 龍水之図
もくじきさく りゅうすいのず
「龍」と「水」の文字を図案化した図。山陰地方を巡っていた、81歳の時の作。
「道がつなぐ出会い」 に展示中
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甲山峡水(甲州文庫)
こうさんきょうすい
山梨県の名所を紹介する観光ガイドブック。中央線甲府開業を機に企画され、明治39年(1906)に開催された一府九県連合共進会の際に刊行された。富士山、屏風岩、猿橋、昇仙峡、御幸祭などが挿絵で紹介されている。
「変貌する景観」に展示中
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おかぶと(上野晴朗氏収集資料)
張子の技法で作られた甲斐国独自の端午の節供飾り。信玄、勝頼といった山梨ゆかりの武将だけでなく、天狗、役者など様々なモチーフがあった。生産や習俗は明治時代に絶えてしまい、現在では民芸品の中にみることができるのみである。
「道がつなぐ出会い」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<資料でめぐる山梨の旅>です。
春のお出かけは、かいじあむでお楽しみください。
展示期間
平成27年4月22日(水曜)から6月22日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「城下町の賑わい」、「道がつなぐ出会い」、「変貌する景観」ほか
このほか、展示室には旅関連資料を中心に、多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。
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■ 終了したおすすめ資料【山梨の春は、桃と桜と信玄公!】 |
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山梨の春は桜や桃が咲き誇り、甲府盆地を花の色で彩ります。
春はまた、戦国時代を代表する武将 武田信玄にゆかりのある季節です。元亀4年(1573)4月12日に亡くなった信玄をしのんで、山梨では様々なお祭りやイベントが催されます。
県立博物館でも、毎年恒例の武田特集で信玄ゆかりの資料を数多く展示しております。今年はさらに、山梨の春を彩る桃や桜に関する資料も展示しています。ぜひ博物館で山梨の春を満喫しながら、武田信玄と戦国の世に思いをはせてください。 |
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【主な展示資料の紹介】 |
小桜韋威鎧兜・大袖付(楯無鎧)復元品
こざくらがわおどしよろい かぶと・おおそでつき(たてなしよろい)ふくげんひん
平安時代の武将源義光が着用し、その子孫である甲斐源氏・武田家の家宝として伝来したという楯無鎧を制作当時の姿に復元したもの。「御旗・楯無御照覧あれ」と誓ったことには、信玄であっても背いてはならなかったといわれている。実物は国宝。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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信玄堤絵図(部分)
しんげんづつみえず
江戸時代の竜王信玄堤(甲斐市)の状況を描いた絵図。「出し」と呼ばれる突堤が設けられ、堤防本体を守っている様子がわかる。(甲斐市指定文化財)
「水に取り組む」に展示中
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武田家朱印状
たけだけしゅいんじょう
武田氏が甲府の職人祢津清次郎に対して、細工の奉公などを勤める代わりに、宿に課せられた普請役や夜廻りの番役等を免除することを認めた朱印状。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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源季俊筆 雛図(大木コレクション)
みなもとすえとしひつ ひなず
立雛を描いた掛軸。女児の健やかな成長を祈念して飾られた。鮮やかな赤と金を使い、常磐の松(冬でも緑色のまま不変)をあしらった衣裳は、桃の節句をおめでたく華やかに演出している。
「江戸文化の往来」で展示中
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カナカンブツ(おかぶと)
張子の技法で作られた端午の節供飾り。甲斐国独自の節供飾りとされているが、生産や習俗自体は明治末頃には絶えてしまった。端午の節供飾りとしてはごく初期の形態を留めていると考えられ、その発生と変遷を知る上では大変貴重な資料といえる。
「里に暮らす」で展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<山梨の春は、桃と桜と信玄公>です。
春のお出かけや春休みは、かいじあむでお楽しみください。
展示期間
平成27年2月25日(水曜)から4月20日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「甲斐を駆ける武士たち」、「水に取り組む」、「江戸文化の往来」ほか
このほか、展示室には武田信玄関係を中心に、多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。
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■ 終了したおすすめ資料【お正月は博物館で初詣】 |
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お正月にふさわしいおめでたい資料を集めました。
新年はぜひ博物館で福を招いてください! |
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【主な展示資料の紹介】 |
甲府道祖神祭幕絵 東都名所 目黒不動之瀧(部分)
こうふどうそじんまつりまくえ とうとめいしょ めぐろふどうのたき
初代歌川広重が、天保12年(1841)に甲府の緑町1丁目に招かれて制作した幕絵。10枚ほど描かれたうちの現存唯一の資料。県指定文化財。
「江戸文化の往来」に展示中
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甲府城下の道祖神祭を再現したジオラマ
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甲府魚町道祖神祠および神体
こうふうおまちどうそじんしおよびしんたい
甲府市中央三丁目(魚町一丁目)において祀られていた道祖神の祠と神体。神体は丸石、木祠は、檜皮葺風で流造となっており江戸時代の手法を伝える。
「道がつなぐ出会い」 に展示中
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甲府八日町正月初売之景 原画 (甲州文庫)
こうふようかまちしょうがつはつうりのけい
歌川国芳が描いた、甲府八日町で行われる正月の初売りの光景。「化け物市」とも呼ばれた賑わいの様子が描かれている。八日町ジオラマのもととなった資料。
「城下町の賑わい」に展示中
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初売りを再現したジオラマ
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祝いのお膳
いわいのおぜん
『甲陽軍鑑』の「御献立之次第」をもとに再現した本膳料理。本来は7つの膳と菓子からなる。献立の内容より安土桃山から江戸時代初期頃に武家の婚礼に際して供されたと考えられる。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中 |
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上杉景勝判物(市河家文書)
うえすぎかげかつはんもつ
越後国(新潟県)を治めた上杉景勝が市河長寿麿(勝房)に送った、年頭祝儀に対する返礼。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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富士見十三州輿地全図(甲州文庫)
ふじみじゅうさんしゅうよちぜんず
富士山を中心に、富士を眺望することができる13の国の範囲を描いた図。
「道がつなぐ出会い」に展示中
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甲府繁盛寿語呂久(甲州文庫)
こうふはんじょうすごろく
明治時代の甲府とその近郊の商家や銀行などをめぐるすごろく。明治35年版のものは、常盤町の第十銀行をふりだしに若尾銀行があがりとなっており、明治36年版はその逆となっている。
「巨富を動かす」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<お正月は博物館で初詣>です。
展示期間
平成26年12月17日(水曜)から平成27年2月23日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「江戸文化の往来」、「甲斐を駆ける武士たち」、「道がつなぐ出会い」、「城下町の賑わい」、ほか
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