■ 今回のおすすめ資料【お正月は博物館で初詣】 |
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お正月にふさわしいおめでたい資料を集めました。
新年はぜひ博物館で福を招いてください! |
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【主な展示資料の紹介】 |
甲府道祖神祭幕絵 東都名所 目黒不動之瀧(部分)
こうふどうそじんまつりまくえ とうとめいしょ めぐろふどうのたき
初代歌川広重が、天保12年(1841)に甲府の緑町1丁目に招かれて制作した幕絵。10枚ほど描かれたうちの現存唯一の資料。県指定文化財。
「江戸文化の往来」に展示中
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甲府城下の道祖神祭を再現したジオラマ
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甲府魚町道祖神祠および神体
こうふうおまちどうそじんしおよびしんたい
甲府市中央三丁目(魚町一丁目)において祀られていた道祖神の祠と神体。神体は丸石、木祠は、檜皮葺風で流造となっており江戸時代の手法を伝える。
「道がつなぐ出会い」 に展示中
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甲府八日町正月初売之景 原画 (甲州文庫)
こうふようかまちしょうがつはつうりのけい
歌川国芳が描いた、甲府八日町で行われる正月の初売りの光景。「化け物市」とも呼ばれた賑わいの様子が描かれている。八日町ジオラマのもととなった資料。
「城下町の賑わい」に展示中
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初売りを再現したジオラマ
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祝いのお膳
いわいのおぜん
『甲陽軍鑑』の「御献立之次第」をもとに再現した本膳料理。本来は7つの膳と菓子からなる。献立の内容より安土桃山から江戸時代初期頃に武家の婚礼に際して供されたと考えられる。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中 |
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上杉景勝判物(市河家文書)
うえすぎかげかつはんもつ
越後国(新潟県)を治めた上杉景勝が市河長寿麿(勝房)に送った、年頭祝儀に対する返礼。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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富士見十三州輿地全図(甲州文庫)
ふじみじゅうさんしゅうよちぜんず
富士山を中心に、富士を眺望することができる13の国の範囲を描いた図。
「道がつなぐ出会い」に展示中
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甲府繁盛寿語呂久(甲州文庫)
こうふはんじょうすごろく
明治時代の甲府とその近郊の商家や銀行などをめぐるすごろく。明治35年版のものは、常盤町の第十銀行をふりだしに若尾銀行があがりとなっており、明治36年版はその逆となっている。
「巨富を動かす」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<お正月は博物館で初詣>です。
展示期間
平成26年12月17日(水曜)から平成27年2月23日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「江戸文化の往来」、「甲斐を駆ける武士たち」、「道がつなぐ出会い」、「城下町の賑わい」、ほか
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■ 終了したおすすめ資料【山梨の馬】 |
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甲斐の国は名馬の産地。
駿馬と名高い「甲斐の黒駒」や武田の騎馬隊など、
馬にまつわる伝説や歴史が育まれてきました。
「馬」にまつわる資料の目印は マークです。
どうぞお楽しみください。 |
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【主な展示資料の紹介】 |
甲斐叢記
かいそうき
江戸時代後期に出版された甲斐国の地誌。巨麻郡の「巨麻」の由来を「駒」にもとめ、甲斐の黒駒の図を載せている。
「甲斐の黒駒」に展示中
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曽我物語図屏風
そがものがたりずびょうぶ
『曽我物語』など、曾我兄弟の仇討ちを題材として、右隻に源頼朝の富士巻狩を、左隻に曽我祐成・時致兄弟が父の仇である工藤祐経を討ち取る場面を描く。江戸時代前半の絵師岩佐又兵衛(1578〜1650)の画風を伝えており、又兵衛工房周辺において制作されたものと考えられる。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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(右隻:展示は終了しました)
(左隻:展示中) |
騎馬軍人人形
きばぐんじんにんぎょう
京都の人形店の老舗丸屋大木平蔵(丸平)製の人形。丸平の人形は当時の高級品で、関西ではこれを持つことがステータス・シンボルでもあったという。
人形は三体とも騎乗した洋装の軍人で、日清戦争を経た当時の社会情勢や男児に願う立身出世のあり方がうかがえる。また、精巧に作られた人形の衣裳・小物や馬の体躯と絹糸による毛並みの表現など、工芸品としても非常に手の込んだ見事なものである。
「道がつなぐ出会い」 に展示中
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朝気遺跡出土馬骨
あさけいせきしゅつどばこつ
甲府市の馬の全身骨格のうち、上腕部の骨。
「研究の現場」 に展示中
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甲越両将川中嶋大戦 全
こうえつりょうしょうかわなかじまたいせん ぜん
歌川国綱(生没年不詳)は歌川豊国の門人。上杉謙信が武田信玄に刃を振り上げた瞬間が、臨場感豊かに描き出されている。(展示期間:11月17日まで)
武田上杉川中嶋大合戦図
たけだうえすぎかわなかじまだいかっせんず
武田信玄と上杉謙信が川の中で対峙する様を描く。他の武将が川の流れに必死であらがう中、信玄と謙信の堂々たる様が際立つ。国芳の作品。(展示期間:11月19日から)
「江戸文化の往来」で展示中
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(前期展示)
(後期展示) |
種紙および種紙袋
たねがみおよびたねがみぶくろ
種紙とは、蚕の卵を鷲に付着させたものである。農家はこれを購入し、孵化させて養蚕を行った。種紙を入れる種紙袋には、蚕や桑の絵とともに馬が描かれることがある。これは、馬が蚕の守り神であるという信仰に由来するものであり、蚕の無事の成長やその先にある養蚕のアタリ(繭の豊作)を願って描いたものであると推測される。
「里に暮らす」に展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<山梨の馬>です。
展示期間
平成26年10月15日(水曜)から12月15日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「甲斐の黒駒」、「里に暮らす」、「甲斐を駆ける武士たち」、「道がつなぐ出会い」、「江戸文化の往来」ほか |
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■ 終了したおすすめ資料【資料でめぐる山梨の旅】 |
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空が高くなってくると、旅に出たくなりませんか?
今回の常設展示では、さまざまな旅にまつわる資料を集めました。展示室で時を越えた旅行をお楽しみください。 |
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【主な展示資料の紹介】 |
甲斐名所寿古六
かいめいしょずごろく
甲斐の名所・名産をすごろくのかたちで紹介した刷物。府中(甲府)をふりだしとし、御坂峠からの富士山の初日の出の眺めが上がりとなっている。
「城下町の賑わい」に展示中
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身延参詣甲州道中膝栗毛
(甲州文庫)
みのぶさんけいこうしゅうどうちゅうひざくりげ
ぶどう売りで華やぐ甲州街道の勝沼宿の様子。描かれているのは、街道に面した竹棚に垂れ下がるぶどう、籠いっぱいに収穫したぶどうを運ぶ女性、縁台に並べたぶどうを売る女性。そして縁台の前でぶどうの品定めをしているのが、主人公の弥次郎兵衛と北八である。。
「里に暮らす」に展示中
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木喰作 弘法大師坐像
もくじきさく こうぼうだいしざぞう
手に数珠をもつ弘法大師・空海の像。木喰生誕地・丸畑(現南巨摩郡身延町)の「四国堂」に安置されていた。
「道がつなぐ出会い」 に展示中
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源平合戦図屏風
げんぺいかっせんずびょうぶ
治承4年(1180)より起こった内乱(源平合戦)のうち、寿永3年(1184)2月の一ノ谷合戦、翌年2月の屋島合戦の様子を描いた屏風絵。特に一ノ谷合戦では、源氏方の大手の軍勢に甲斐源氏源有義・板垣兼信が、搦手の軍勢に安田義定が参戦し、源氏方の主力として活躍していた。
「甲斐を駆ける武士たち」で展示中
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雑魚貼交屏風
ざこはりまぜびょうぶ
二代広重は弟子とともに甲州を訪れ、道祖神祭幕絵を描いている。本作は初代広重から引き継いだ門弟、重政、重清、重次、重春とともに描いた46枚の肉筆画を貼り交ぜたもので、二代一門を知る当時の貴重な資料である。
「江戸文化の往来」で展示中
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諸国名所之内甲州猿橋遠景
しょこくめいしょのうちこうしゅうさるはしえんけい
安藤徳兵衛(3代広重)作。明治天皇は明治13年6月18日に猿橋を渡ったが、この絵はそれ以前に描かれている。このような巡幸のようすを描いた錦絵は、近代国家の君主としての天皇の姿を一般民衆に示すものとして盛んに制作された。
「転換期に向き合う」で展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<資料でめぐる山梨の旅>です。
展示期間
平成26年8月27日(水曜)から10月13日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「甲斐を駆ける武士たち」、「道がつなぐ出会い」、「転換期に向き合う」ほか |
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■ 終了したおすすめ資料【富士は日本一の山】 |
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富士山が「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録されて一周年を迎える事を記念して、富士山をめぐる信仰と芸術の歴史を物語る資料を集めました。
富士山に寄せた先人たちの思いに、ぜひ展示室で出会ってみてください。 |
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【主な展示資料の紹介】 |
富士講経巻
ふじこうきょうかん
初期富士講に関する資料。富士山の麓に、富士講の開祖角行が修行の場とした人穴が描かれている。
「戦国からのメッセージ」に展示中
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信州和田塩尻峠合戦図
しんしゅうわだしおじりとうげかっせんず
天正10年(1582)、武田勝頼の前方部隊と木曽義昌が諏訪湖畔の塩尻峠・和田峠(長野県)で争った合戦を描いた錦絵。諏訪湖の先には富士山と八ヶ岳が描かれている。歌川貞秀の筆。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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右左口人形と石櫃
うばぐちにんぎょうといしびつ
明治時代頃まで、徳川家康から特権を認められたことを祝い、毎年七月二十三日に御朱印祭りが行われていたが、この祭りで催された人形芝居に使用した人形のかしらの一部は、駿府や由比で製作されており、中道往還を通り駿河(静岡県)からもたらされたことがわかる。
「道がつなぐ出会い」に展示中
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富士山牛玉
ふじさんごおう
山頂に来迎する阿弥陀三尊像の姿をあらわした絵札。
「信仰の足跡」で展示中
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富士身延鉄道沿線名所図会
ふじみのぶてつどうえんせんめいしょずえ
富士身延鉄道(現在のJR身延線)の沿線を描いたパンフレット。作者は当時特徴的な鳥瞰図を得意とした吉田初三郎。
「巨富を動かす」で展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<富士は日本一の山>です。
山梨の人々と富士山の深い関わりの歴史を感じてください。
展示期間
平成26年6月25日(水曜)から8月25日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「甲斐を駆ける武士たち」、「道がつなぐ出会い」、「巨富を動かす」ほか |
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■ 終了したおすすめ資料【やまなしの金と貨幣】 |
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かつて山梨には多くの金山が存在し、武田氏の甲州金は江戸時代の貨幣の基になったとされます。
金と貨幣にまつわる様々な資料から「黄金の国」甲斐国の実像に迫ります。 |
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【主な展示資料の紹介】 |
碁石金・蛭藻金(福寺遺跡出土)
ごいしきん・ひるもきん(ふくてらいせきしゅつど)
勝沼氏館跡付近の福寺遺跡(甲州市勝沼町)から昭和46年に出土した金貨。碁石金と呼ばれる粒状の金貨18点と、蛭藻金と呼ばれる小判状の金貨2点の20点がある。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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金銀図録
きんぎんずろく
幕臣近藤守重(重蔵・正斎)が著した、金・銀貨の図集。全7巻のうち、第3巻には甲州金が紹介されており、当時存在していた甲州金の種類がわかる。
「城下町の賑わい」に展示中
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佐渡金銀山絵巻
さどきんぎんざんえまき
江戸時代の佐渡金銀山坑道内における採掘などの様子を描いた絵巻。佐渡金銀山の経営には、甲斐出身の人々が数多く携わっていた。
「山に生きる」に展示中
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源氏物語貼付屏風(大木家資料)
げんじものがたりはりつけびょうぶ
六代大木喜右衛門夫人婚礼の際の調度と伝えられる。大型の色紙、または画帖を屏風に仕立て直したものと考えられ、金地に色彩豊かな絵画が華やかな印象を与える。婚礼においては、「源氏物語」や「伊勢物語」を題材とした華やかな屏風が、調度として江戸時代の大名家で好まれたという。
「江戸文化の往来」で展示中
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五月節供人形(大木家資料)
ごがつせっくにんぎょう
大木家に伝来した五月の節供飾り一式。贈られた年代は様々で、上段向かって左の「大将人形」は大正15年(1926)、二段目の騎馬軍人人形は明治28年(1895)に贈られていることが、それぞれの箱書きからわかる。
「道がつなぐ出会い」で展示中
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おかぶと(上野晴朗氏収集資料)
張子の技法で作られた甲斐国独自の端午の節供飾り。信玄、勝頼、天狗、役者など様々なモチーフがあった。生産や習俗は明治時代に絶えてしまい、現在では民芸品の中にみることができるのみである。人形史の中では、初期の端午の節供飾りの形態を留めていると考えられる。
「道がつなぐ出会い」で展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<山梨の金と貨幣>です。
ゴールデンウィークはかいじあむで「ゴールド」をご堪能ください。端午の節句関係資料も展示中です!
展示期間
平成26年4月23日(水曜)から6月23日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「甲斐を駆ける武士たち」、「道がつなぐ出会い」、「江戸文化の往来」ほか |
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■ 終了したおすすめ資料【山梨の春は、桃と桜と信玄公!】 |
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山梨の春は桜や桃が咲き誇り、甲府盆地を花の色で彩ります。
春はまた、戦国時代を代表する武将 武田信玄にゆかりのある季節です。元亀4年(1573)4月12日に亡くなった信玄をしのんで、山梨では様々なお祭りやイベントが催されます。
県立博物館でも、毎年恒例の武田特集で信玄ゆかりの資料を数多く展示しております。今年はさらに、山梨の春を彩る桃や桜に関する資料も展示しています。ぜひ博物館で山梨の春を満喫しながら、武田信玄と戦国の世に思いをはせてください。 |
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【主な展示資料の紹介】 |
小桜韋威鎧兜・大袖付(楯無鎧)復元品
こざくらがわおどしよろい かぶと・おおそでつき(たてなしよろい)ふくげんひん
平安時代の武将源義光が着用し、その子孫である甲斐源氏・武田家の家宝として伝来したという楯無鎧を制作当時の姿に復元したもの。「御旗・楯無御照覧あれ」と誓ったことには、信玄であっても背いてはならなかったといわれている。実物は国宝。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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狩野了承筆 山本勘助像
かのうりょうしょうひつ やまもとかんすけぞう
山本勘助の肖像画。勘助の特徴である片目の風貌、鎧の上に袈裟を着て、頭に頭巾を被った姿で描かれている。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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武田晴信書状(市河家文書)
たけだはるのぶしょじょう(いちかわけもんじょ)
越後国(新潟県)の長尾景虎(上杉謙信)と甲斐国(山梨県)の武田晴信(信玄)が争った第3回川中島合戦に際して、北信濃(長野県)を守った市河藤若への援軍について伝えた晴信の書状。晴信の使者として山本菅助の名が見える。
「甲斐を駆ける武士たち」に展示中
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源季俊筆 雛図(大木コレクション)
みなもとすえとしひつ ひなず
立雛を描いた掛軸。女児の健やかな成長を祈念して飾られた。鮮やかな赤と金を使い、常磐の松(冬でも緑色のまま不変)をあしらった衣裳は、桃の節句をおめでたく華やかに演出している。
「江戸文化の往来」で展示中
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野口小蘋 筆 茉莉花図(大木コレクション)
のぐちしょうひんひつ まつりかず
薫り高い茉莉花の一枝を、透明感のある筆致で描いた佳品。
「江戸文化の往来」で展示中
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テーマ
今回の学芸員のおすすめ資料は、<山梨の春は、桃と桜と信玄公>です。
春のお出かけや春休みは、かいじあむでお楽しみください。
展示期間
平成26年2月26日(水曜)から4月21日(月曜)まで
展示場所
常設展示室「甲斐を駆ける武士たち」、「戦国からのメッセージ」、「江戸文化の往来」ほか
このほか、展示室には武田信玄関係を中心に、多くの資料が展示替えによってお目見えいたします。 新たな展示資料による新たな展示ストーリーをお楽しみください。
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